東京湾アクアラインの千葉県側の出口、千葉県木更津市。
そこにある自衛隊木更津駐屯地の敷地を借りて、年に一回お祭りのようなトライアスロンが開催されています。
今年で5回目とまだ若々しいその大会に、私自身は2回目となる参加をしてきました。

受付時間が早くて距離はそれほど遠くないのに、どの大会より早起きして車に乗せられました。車内でぼんやりうとうと‥。許してください。
自衛隊駐屯地という特殊な場所ならではのローカルルールが定められている大会でして、例を挙げると「有事や災害救助等の事態が起こって自衛隊基地として稼働する時は速やかに関係者の指示に従って行動する事」が定められていたり、通常の大会ですと当然の様に各自の判断で持ち込めるゼリー飲料やゼッケンを留めるための安全ピンなどの「ゴミとして落下する可能性のある物」は、滑走路の使用の妨げになる恐れがあるため使用禁止。さらには「定められた場所以外での撮影行為禁止」などもあります。
それらに加えて会場、つまり駐屯地の敷地に入る際には参加者や応援の付き添いの人たち全員が手荷物検査を受けます。
ところがなにせこの大会、私が参加するオリンピックディスタンスだけでも参加者は軽く1000人を越えていまして、スプリントやリレーの方々も併せると2000人近くもの大人数が何を好き好んでか泳いだり走ったりの苦行を楽しみに集まりますのでそれだけでもかなりの時間がかかってしまいます。
また受け付けが行われる木更津市民体育館が駐屯地からかなり遠い(約2㎞)というのも加わりまして、その結果受け付け開始が5:30~、会場入りが6:00~という早い時間のスタートです。
関東圏で開催されるトライアスロンの中では決して我が家から遠い方ではないのですが、そのタイムスケジュールのおかげでかなり早くの3:30頃に応援に付き添ってくれる妻と2人で出発。その時点では小雨がパラついていまして、どうかスタートまでには止みます様にと念じつつ運転します。
首都高からアクアラインへと入り、早朝過ぎてガラガラの海ほたるを経由してほぼ5:30ちょうどに受け付けを済ます頃には嬉しいことにちょうど雨も止み、さらに駐屯地入口へと辿り着いたら曇り空の下で手荷物検査。
ようやくといったカンジで会場へ入ることが出来ました。
テントが並ぶ大会本部や出店ブース前を抜けてレースコースへ行きまして、トランジションエリアにバイクや装備をセッティング。少しづつ気温は上がってきていましたが、ずっと暑すぎる猛暑日が続いていたここ数日に比べたら数段動きやすい暑さです。なんとも幸先が良い。
開会式が行われて大会の始まりです。
第1ウェーブのスタートは8:30でしたが、参加人数が多いこの大会はウェーブとウェーブの間隔も長く第5ウェーブの私はそれから待つこと50分。
9:20にいよいよスタートです。

スイムのコースは1周750mを2周回。
雲の切れ間から太陽も覗きはじめて明るくなってきていまして、波も高くなく海でのスイムにはなかなかの好シチュエーションです。
水中からのスタートなのですが、今までの経験から割と前方に位置取りをしてスタートしました。それが功を奏してか、今回は割とバトルに巻き込まれずにスムーズに泳ぐことが出来たと思います。
決してキレイと言える海でもありませんでしたが、水中で自分の肘まで見えるかどうかだった渡良瀬遊水地や霞ヶ浦に比べたら手首ほどまでは見えたのでかなり視界良好でした。
これは別に冗談でも何でもなく、接近する前方の選手の足などが手首のあたりで見えてくるのか肘の所まで近付いて来ないと見えないのかはオープンウォータースイムではかなり影響するのです。
ああ、いつかは透明度の高いオープンウォータースイムを経験してみたい…。
気を取り直しまして。
さて2周を泳ぎ切って上陸してトランジションエリアへと走るのですが、この大会は他の大会に比べてスイムコースからトランジションエリアまでの距離がかなりありまして、結構走らされます。


ヘロヘロと自分のバイクに辿り着きヘロヘロとウェットスーツを脱いで、ヘロヘロとバイク装備を身に付けてバイクスタートです。
コース入りする所に早朝までの雨でできた水たまりが残っていましたが、そこ以外はほとんど路面も乾いていていつの間にやら空には太陽。すっかり晴天となっていました。
バイクコースはある意味この木更津トライアスロンのキモというか目玉です。基地内に設定された7㎞弱のコースを6周するコースなのですが、それには基地の滑走路が含まれるのです。
自衛隊基地の滑走路を自転車でカッ飛ばす!!望んでやらせてもらえる事じゃありません。
その時間には結構強い風が吹いていまして、向かい風の部分ではスピードも出ずに苦しかったのですが、まさに滑走路の直線部分が追い風ゾーンとなっていましてもぉ爽快爽快♪


先述のとおりこのコースにはエナジージェルを持ち込むことは出来ませんので、大会推奨の方法に従いましてボトルのドリンクにジェルを溶かしておいてエナジー補給しつつ。
もちろん疲れはしましたが、この直進ハイスピードがひたすら楽しい6周回でした。
再びトランジションエリアに戻ってきたらお次はランです。
バイクを置いてヘルメットを脱いでシューズを履き替えて、サングラスをかけてゼッケンベルトをクルリと回してゼッケンを前に向けたらスタート。2.5㎞を4周してきます。


とにかく会場が広いので、移動が大変です。バイクとランを近いところで見ようとしましたが、バイクの最終周回を見ずに移動したので、一体いつランで現れるのかわからなくなってしまいました。
時間で見て、そろそろかな~と思ったのに、来ないので不安になっているとダンナの方から声をかけてきました。
えっ、もう一周終わるとこなの。びっくり。
ランコース上に数ヶ所のエイドポイントが設けられているのは他の大会と同様です。
炎天下でのエイドポイントはまさに砂漠のオアシス。陳腐な比喩ですが、まさにその例えこそがふさわしいのでしょうがありません。
当然ながら水とスポーツドリンクの手渡しは鉄板の布陣でして、加えて柄杓で水をかけてくれるのもお馴染みです。水を含んだスポンジを渡してくれる大会もありましたが、そこは路上のゴミを極力減らしたいこの大会で使われないのは致し方のない所でしょう。
その一方でこの大会のエイドではコーラを用意してくれていました。
バイクでのジェル持ち込み不可にも関わっているのかもしれませんが、ハイカロリー即エネルギー飲料なコーラを補給飲料として摂取するのは自転車レースなんかではとっくにお馴染み。私も数回飲ませてもらったエイドはほとんどコーラをいただきました。


会場が広いうえにコースを横切って渡らないとフィニッシュ地点に行けないのですが、人数が多い大会なので、渡るのも一苦労。
「はい!さっと渡ってください!」
とスタッフの方の声でばばっと渡ります。
暑い中、観客側も大変でした。
2.5㎞を4周回というのは他の大会を含めて何度も経験があるのですが、私の場合は最もキツいのは3週目です。
1、2週目は「まだまだ先は長い。気を緩めるなかれ」という意識があるのですが、3周目でいきなり
「これでスタート地点まで戻ってもまだあともう一周あるのかよフザケンナ(# ゚Д゚)」という考えに支配されてしまいます。
4周目に入ってしまえば「コレで終わり!!休める!!!!」と思えるのですが、とにかく私にとって「4周回の3周目」は本っ当~に苦しい。
必死になって3周目を終えて4週目を終えて、「周回コースこちら←」ではなく「フィニッシュこちら→」のルートに進んで、その分岐からまたそこそこ走らされて。
8月末の炎天下の木更津トライアスロン、完走する事が出来ました!!


ゴールで配っていた冷凍ブルーベリーがとってもおいしかったです。
ごちそうさまでした~
翌日webで発表されたリザルトによると、私は完走者1027人中で上から12%あたり。
頑張りました。満足です。
私も毎号購入させていただいているトライアスロン専門季刊誌「LUMINA」さんが主催のこのビッグイベント、やっぱり楽しい大会でした。
数ある大会の中でも、開催地といい選手の数といいここまで大スケールで行われると「年に一度のお祭り」的な盛り上がりがある気がします。
木更津市の力の入れようを示しているのか、この大会にはなんと木更津市の市長さんその人が以前から参加なさっていまして、しかもスプリントディスタンスじゃなくてオリンピックディスタンス!!んで見事に完走したそうです。素晴らしい!!!!
建前や格好つけでできる事じゃないと思います。お疲れさまでした。
また会場の提供のみならず給水車を出してくれたりした自衛隊の皆さま、ありがとうございました。
そういえばリレーのエントリーリストに「陸上自衛隊チーム」「海上自衛隊チーム」「航空自衛隊チーム」が記載されていましたが(本当)、戦績はいかがでしたでしょうか?
東京オリンピック開催で大変であろう来年も、どうかよろしくお願いします。

オリンピックといえば、この大会の参加賞は大会タオルと、加えてメダルなのです。
うん、メダルってなんか嬉しいですねぇ。

その後、偶然にも前回のMさんに会うことが出来て挨拶を交わした後で帰路に就きました。
朝と違ってすっかり混雑していた海ほたるに寄って遅めの昼食を食べまして

17時頃に帰宅しました。
ウェットスーツは一晩浴槽に浸して塩抜きします。これはスキューバダイビングを趣味とする妻から教わったノウハウです。
疲れた体に鞭打ってバイクもピカピカに洗浄しまして、さらにこの日は埼玉県の県知事選挙投票日でしたので投票にも行ってきまして、無事にこの日を終えました。
今年のトライアスロンは残すところあとひとつ、10月に開催の川崎港トライアスロンです。
相変わらず私のトライアスロンは「スイムでの順位をバイクで落とし」「バイクでの順位をさらにランで落とす」という展開なので、ちょっとは抵抗してみたいかなと思ったりもしています。
果たして…!?



コメント
[…] 次のトライアスロンはまた来年。鬼に笑われそうですが、今から楽しみです。なんでも8月最終週の開催がお約束だった木更津トライアスロン、なんと来年は6月に開催予定だとか。考えるまでもなく東京オリンピックの影響でしょうが、それがまた私のトライアスロン初参加の大会であり来年も当然参加するつもりでいた東京都トライアスロン渡良瀬大会と丸カブりの6/14(日)に開催予定だそうで、どちらを選ぼうかかなり真剣に悩んでいます。う~む…半年かけてじっくり選びます。(;´Д`)それまでは10㎞マラソンやハーフマラソンで少しでもこの貧脚を鍛えていくつもりです。 […]
[…] その推敲の結果、今年は以下の少なくとも3大会は参加しようと絞りました。①東京都トライアスロン渡良瀬大会または木更津トライアスロン…いきなり二択ですが、前者は私にとってその年のトライアスロンの始まりとなる大会で、後者は日本最大級のお祭り大会。今年は東京オリンピックの影響でこの2大会の開催日が1週間違いとなったため、連続ではキツイのでどちらかの大会にだけ出るつもりでした。②たかはらやまトライアスロン私が愛してやまない大会。問答無用で参加を決意。③霞ヶ浦トライアスロンフェスタ去年も出た大会ですが、素晴らしいタイミングで今年からミドルディスタンスのカテゴリーが追加されまして、オリンピックディスタンスからのステップアップを目論んでいた私は大喜びで参加を決意。 […]
[…] 人によって好みはあるでしょうが、私は一般道をバイクコースとして走れる大会が大好きです。サイクリングコースや、あるいは特殊な例では木更津トライアスロンの自衛隊基地の滑走路を走れる大会などは特別な楽しさがあるのですが、やっぱり一般道をカッ飛ばせるのは最高!!普段のサイクリングではなかなか全速力など出せませんし、何より当然信号・自動車・歩行者に注意を払う必要があります。ですが大会のこの時だけは歩行者天国ならぬ自転車天国、対向車もいなくしてくれている道を40㎞/hでも50㎞/hでも(出せるモノなら)出していいのです。ああ楽しい♪ […]
[…] 人によって好みはあるでしょうが、私は一般道をバイクコースとして走れる大会が大好きです。サイクリングコースや、あるいは特殊な例では木更津トライアスロンの自衛隊基地の滑走路を走れる大会などは特別な楽しさがあるのですが、やっぱり一般道をカッ飛ばせるのは最高!!普段のサイクリングではなかなか全速力など出せませんし、何より当然信号・自動車・歩行者に注意を払う必要があります。ですが大会のこの時だけは歩行者天国ならぬ自転車天国、対向車もいなくしてくれている道を40㎞/hでも50㎞/hでも(出せるモノなら)出していいのです。ああ楽しい♪ […]