で、今回は「トランジションエリア」の解説を。
私がトライアスロンを始める前、ネットで調べてもいまいち解らなかったのがこのトランジションエリアでした。
ただ単に私が解りやすく解説してくれている所を見つけられなかったからなのですが、ぶっちゃけトランジションエリアなどという物は会場なりテレビなりで一度でもトライアスロンの大会を目にすることがあれば解説もへったくれもなくひと目で解るからでして、おそらく私の様なトライアスロンの現場を一度も見た事が無いまま大会に参加するなどという残念な人は少数派であろう事が解説が少ない事の一因だと思われます。
トランジションエリアとは競技と競技の引継ぎ場所です。
スイムからバイクへ、バイクからランへと移行するエリアですね。バイクとランの装備を置くための場所とも言えます。
ほとんどのトライアスロンにおいては、トランジションエリアは1ヶ所です。つまりその場合にはバイクのコースは必ずスタートとゴールが同じ場所という事になります。
すべての選手はスイムが終わって「今必死で泳いだのに今から自転車40㎞とかアリエナイもう帰りたい」と愚痴りながらトランジションエリアに走ってきてバイクをスタートし、バイクを走ってきたら「ここから10㎞走るなんて足がもげるアリエナイもう帰りたい」と嘆きながらふたたびトランジションエリアへと戻ってきてからランへと走って行くのです。

トランジションエリアにはバイクラックがズラ~ッと並んでいます。
サドルを引っかけるバーの部分には25㎝間隔で、1から始まるゼッケンナンバーが両側面に互い違いに貼られています。なので片方から見ると奇数のみのナンバーが50㎝間隔で、反対側にはその真ん中を埋める形で偶数のみが同じく50㎝間隔で並んでいます。
自分のナンバーが貼られた場所が自分に割り当てられたスペースです。ナンバーが向いている側にバイクのフロント、つまりハンドル側がくる様にバイクを設置しなくてはいけません。なので当然バイクは前後互い違いに置かれることになります。
ロードバイクに限らず自転車の形を思い出していただければお解りかと思いますが、自転車で最も幅を取るのはハンドル部分ですので、こうする事で限られたスペースにより多くのバイクを収容できるのです。
スイムとバイクを終えた後で迷わず自分のスペースに来られるように、レース前にエリア全体の中での自分の場所を覚えておくことも大切です。スイムからエリアへの入り口やバイクコースからエリアへの入り口まで行って「ここから入るとあの辺か」と確認しておけば安心です。
会場に着いて受け付けを終えた後、準備のためにこのトランジションエリアに入る前に選手はバイクとヘルメットにゼッケン貼っておかなくてななりません。そのうえでヘルメットを被って顎ひもを留めた状態で入庫チェックを受けます。
バイクとヘルメットにちゃんと肩に書かれたナンバーと同じゼッケンが貼られているか、また顎ひもは緩くはないかなどのチェックを受け、合格ならトランジションエリアに立ち入る事が出来るのです。
また、このスタート前の入庫チェック同様にフィニッシュ後にバイク他を引き上げる時にもナンバーのチェックがあります。
フィニッシュした選手が出てくる頃になると「これよりトランジションエリアを開放します」というアナウンスが流れますので、そろそろ帰ろうかという選手は各自の装備をまとめて係の方のナンバーチェックを受けた後でそれらを持ち出す事が出来ます。
規模の大きな大会であるほどトランジションエリアが開放される頃はまだまだレース中の選手が数多くいますので、もちろんその人たちの邪魔にならないことが最優先事項です。
バイクの後端からバイクの真下、及びバイク先端から前方40㎝までのハンドル幅の範囲が「物を置いて良い範囲」です。さらにそれを含む前方1mまでが「着替えに使って良い」範囲です。
実際に地面に線が引かれているわけではありませんが、ここは「各自マナーを守って、周りの選手の迷惑にならない様に」というトコロ。参加者はスタート前の時点で「物を置いて良い範囲」にバイク及びランで必要な物を置いておきます。
ここでのセッティングは本当に人それぞれです。
ここでの移行時間=トランジションタイムもレース結果のタイムに含まれますので、ガチな方はあれこれレイアウトを考えてあらかじめシミュレーションや練習などもするそうなのですが、私の様な初心者は考えたって解りっこありませんのでなんとな~く周りのマネをするのが一番です。
稀にですがスイムでは水着を、バイクではサイクルウェアを、ランではランウェアを着るという方もいますので、トランジションエリア内には男性用・女性用の更衣テントもあったりします。
長々と書きましたが、冒頭に書きました様にトランジションエリアなんてモノはナマでもテレビでも良いのでトライアスロンの大会を一回見れば一目瞭然。
予習はちゃんとしましょう(笑)。



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