令和8年2月13日のリリィさん

前回のリリィさんの記事からかなり時間が経ちました。
その間のリリィさんの様子は
・体重は少しずつ減って2.7キロになりました。(最大は5キロあった)
・ごはんの食べ具合は完食の時もあれば半分くらい残すことも。波がありました。なので、いろいろなドライフードを買って、日替わりで変えていました。最初は完食するのに次第に飽きるらしくて、お高いのやらリーズナブルのやら、目につくものを買い漁りました。でも、高齢猫用のはあまり好きじゃなさそうでした。
・甲状腺亢進症の薬は朝4分の1錠、夜は8分の1錠。朝の薬は結局、口を開けさせて飲ませていました。
・早朝3時とか4時に大声で鳴くようになりました。耳が遠くなったようで、鳴き声が大きくなりました。目もよく見えなくなったのか、時々近づいてきた手に驚くような仕草を見せるようになりました。
・撫でられるのが大好きで、撫でようと手を出しただけで喉を鳴らすようになりました。
2月7日にお医者さんに行って、ごはんの食べ方の工夫を教わりました。ドライフードの袋にだしパックを入れて香りをつけてみる、ドライフードにだし汁を少し加えてみる(調味料無添加のもの)というもので、試してみたところ少し食べがよくなったように感じました。体重は先月より20グラムくらい減っていましたが、現状維持だと思いました。
食べなくなって体重が減るとあぶないとお医者さんが言っていたけど、まだ体重は減っていないし、速度は遅くなったけど階段の登り降りもできるし、トイレの失敗もない。だけど、少しずつ足腰が弱って介護生活になっていくんだろうな。トイレいけなくなったらおむつなのかな、と来る介護生活の覚悟をしていました。
 2月13日の朝もいつも朝だと思っていました。
 リリィさんは早朝、私たちの布団に上がってきて鳴きました。一度起きたけれど、私はまた眠ってしまったようで少し寝坊してしまって慌てて着替え、リリィさんの朝食の準備をし、リリィさんに薬を飲ませようと布団の中にいたリリィさんを抱き上げました。
 ほんの5分前に目の前をいつものように歩いていたリリィさんは、もうぐったりして動かなくなっていました。そして、もう二度と動いてくれませんでした。 

 こんなに涙が出るのかと思うくらい、二人で泣きました。
 19年も一緒に暮らしてきたので、家の中のいろいろなところにリリィさんとの思い出があります。
 あの時はこうだった、とその時のリリィさんの姿がはっきりと思い出せます。
 ごはん皿やお水の器、ペットシーツを敷いたままの猫トイレ、玄関前の脱走防止の柵はもう必要ないとわかっています。それでも、まだ片付けられません。
 起きた時や、帰宅した時、ついごはんの器を見て「今日は完食だ」と思ったり、布団の中にリリィさんがいるようで布団の上を歩けません。
 リリィさんは最近は布団の中で寝ていることが多かったですが、それでもリリィさんが待っていると思うと家に帰るのが楽しみでした。リリィさんを撫でたり、一緒にいる時間がとても大切でした。
 私たちにとって、リリィさんは家族でした。
 今は、何を支えに生きていけばいいのかわからなくなっています。
 何をしても、半分しか楽しめない。気持ちの濃度が薄くなっている気がします。
 リリィさんと暮らしていた私たちの日常は、本当に幸せな日々だったんだなと思います。
 いつかリリィさんのことを二人で話しても、涙が出なくなるのでしょうか。

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