ダンナです。
高嶺の花…とまで言っていまうとさすがに大げさですが、あまりにも「憧れのイベント」すぎて自分がソレに参加するのをイマイチ現実的とは考えていなかった自転車イベント、私にとってアルプスあづみのセンチュリーライド(以降AACR)はそんなイベントでした。
仕事関係の知り合いにしてロードバイク乗りの先輩であるFさんが昨年のAACRに参加した時も、羨ましがりつつも「へぇ、やっぱりFさんくらいのロード乗りはAACRにだって行っちゃうんだなぁ」と他人事としてしか考えられませんでした。
今年の2月、Fさんに仕事でお会いした時「今年もバイク仲間と一緒にAACR行くんですよ」の後に「奥さんと一緒にいかがですか?」と言われまして。
私はやっぱり「いやいや、あのAACRにそんな簡単に行くとか行かないとか…」とか思っていたんですが、それでも“奥さんと”と言われたんでその日の夜に一応ヨメにも「今日FさんからウチもAACR参加したらどう?って言われ「うん行こう!!」
…我が家のAACR参加が秒で決まりました。
とにかく「とってもキレイ」「凄く楽しい」「なんたって美味しい」等々、最高の評価しか聞こえてこない国内屈指のロングライドイベント。
そんな凄いイベントに我々の様なチョロ乗り夫婦が参加しちゃうんでしょうか。マジでしょうか。
「ライドの目的はきれいな景色と美味しいモノのため!!」という、某ろんぐらいだぁすでフォルトゥーナな漫画の主人公と同じ嗜好を持つヨメには、キッカケがあった以上はAACR行くしか!!の選択あるのみみたいです。
今年のAACRには走行距離160㎞と120㎞という2つのクラスがあり、メインのカテゴリーは160㎞なのですが今回はとりあえず120㎞にエントリーです。
40㎞の差がありながらもこの2クラスはスタート時間も制限時間も同じでして、Fさんから「160㎞組はやっぱり頑張って走る人が多い一方で、120㎞組はのんびりまったりって感じ。きれいな景色でしょっちゅう停まっちゃあ写真を撮りまくったりとか、そんな感じです」と聞いていたので、それをヨメに話したところ「当然そっちでしょ♪」となったのです。
ちなみにFさんはバイクショップ仲間の総勢17人(!)という大所帯での参加で、Fさんを含む数名が120㎞、他の方々が160㎞というハイブリッドなエントリーだそうです。すげー。
まずは前日。
当日エントリーも可能なAACRですが埼玉-長野はさすがに遠く、今回は前泊で長野入りです。
お昼ごろに自宅を出て16時ごろに前日受付を済ませてから、予約していた宿にチェックイン。
近くの手打ちそば屋で美味しい信州蕎麦を堪能してから宿に戻ると、いつの間にか駐車場には荷室にロードを積んでいるのが丸解りな車が何台も何台も。思わず笑みがこぼれます。
温泉で英気を養い、早めに寝ました。
そして当日。
早朝5時なのに宿じゅうの宿泊客が活動を開始してます(笑)。
我々も起床して着替えてチェックアウトして、車で10分の120㎞スタート会場へ。


実はこの日に至るまで、現地の天気予報が紆余曲折してまして。
最初は「曇り時々雨」だったのが段々雨要素が薄まってくれて、迎えた当日は「晴れ時々曇り」。
参加者の祈りが天に通じたんですね。いよいよスタートです!!

スタートしてしばらくは木々の間を抜けていくような道でした。朝の気持ちのいい空気の中はとても気持ちよく、ヨメと「いやぁ気持ちいいねぇ」と談笑しながら漕いでいました。
やがてだんだん見通しが良くなってくると、いよいよ安曇野の自然が本気で牙を剥いてきます(笑)。




ちょっと待って笑うしか無ぇ。
なんなのこの景色wwwww
いやぁ参りました参りました。「きっときれいな景色なんだろうなぁワクワク♪」などという浅はかな期待値をブン殴られるほどの圧倒的な風景が360度広がっていました。
自転車で頑張って坂を登って開けた展望に「こんなご褒美の景色を見ると、疲れも忘れるなぁ」と思った経験がある方も多いと思うのですが、その論理で言うならに人間はスタートからずっと絶景に囲まれていればいつまで自転車をこぎ続けていても疲れない、という事になります。
ヨメです。ダンナからバトンタッチ。
朝ごはんを欠かさず食べる私としては、スタート前に何か食べられるのかが気になっていました。案内を見てもよくわかりません。160キロの人は120キロのスタート地点が第一エイドになるので、エイド食「やさいパン、スープ」とあります。でも、120キロの人が食べていいとは書いてない。‥空腹でスタートもなんだし、何か食べられるものがあったほうが‥と思ってカロリーメイトを持っていたのですが、スタート前にバタバタしたのもあって食べずにスタートしました。
起きたてでまだ空腹感じてないのでいいのですが…。
泊まった宿はスタート地点から近いところでした。ダンナは宿の部屋に自転車を持っていきたがりましたが、駐車場に止まっている参加者の車に自転車が積み込まれたままなのをみて少し安心したようです。宿によっては部屋に持ち込めるところもあるようでしたが、私たちが今回泊まったところは部屋に持ち込むのは無理でした。早めに宿を決めるなら、もっといろいろ調べたのですが宿をとるのがちょっと遅かったので、スタート地点に近いけれど山のお客さんがメインの宿でした。
余談ですが、夕飯は宿の近くでお蕎麦を食べました。店内に「モツ煮」の文字があって、「モツ煮は好きだけど、お蕎麦には合わないね」といって食べるのを諦めたのです。で、食事が終わって外に出たら電光掲示板があって「馬もつ煮」という文字が。モツはモツでも馬のモツを使ったモツ煮でした。先に知っていたら注文したのに!と食いしん坊二人は悔しがりました。このあたりは馬モツを使うのだそうです。食べてみたかった‥。
で、出発した時に進みます。朝の空気は少しひんやりしていましたが、走っているうちに気温も少しあがり大町エイドにつく頃にはイイ感じにお腹も空きました。普段は自転車禁止の公園の中のエイドなので、道が狭くて迷宮みたいでした。
大町エイド、メニューはひやむぎと水ようかんでした。ひやむぎはお替り自由。食べやすくていいですね。次もあるので私は控えめにしましたが、ダンナはお替りしてました。人がどんどん来るので、あまり長居せずスタートします。寒いかもと思ってきていたウィンドブレーカーを脱ぎました。少し寒かったですが、この先気温もあがるし坂もあるので大丈夫でしょう。

平坦な道が多いのと、それほど密集していないので自分のペースで走れるのがよかったです。大町エイドを過ぎると木崎湖の横を走りました。何年も前に自転車積んできて、朝走ったなぁと思い出していました。湖、とても絵になりますよね。何度も言ってしまいますが、ほんとに景色がきれいでした。時々、道に自転車を停めて写真を撮っている人がいて、見ると確かに撮りたくなるよねと私も同じように写真撮ったりしました。でも、どこもきれいでどう撮っていいか迷います。立ち止まっている人がいるとイイ感じの撮影ポイントだったりしますよね。
鹿島槍エイドの前に短いけどけっこうな坂がありました。ハルヒルにいた悪魔おじさんがいてびっくり。
「短くてごめんね~」とおじさんの声にへろへろしながら登りました。短くてイイんです!
鹿島槍エイドのメニューはねぎみそおにぎりと漬物でした。具で中に入っているのかと思ったらねぎみそは表面に塗ってありました。奥でスタッフの皆さんが塗ってくれています。おかわりできるとのことでダンナも、私もおかわりしました。
鹿島槍~白馬までの道は雄大な山が迫っていました。川の青と木の緑、山肌の黒と山の上の方の雪の白、コントラストがとてもきれいでした。路面に雪を溶かす水を出す穴があったりして、白馬の町の冬は厳しいんだなと思いました。急な坂というより少しずつ登っていくような道で白馬エイドに向かいました。ここで復路のライダーとすれちがったのですが、鹿島槍復路のエイドはまだできていないのでは‥。それにしても早いなぁ‥。私は、景色も楽しみたいのでのんびり行ってエイドもゆっくり食べたいな。
白馬エイドのメニューはピザとレモネード。水ばかり飲んでいたので、味のあるレモネードがとてもおいしかったです。ピザはエイドの後ろのレストランで焼いていました。焼きたてでこちらもおいしかったです。ドライフルーツのおまけもついていました。エイドに休憩用の椅子があって、そこから遠くにジャンプ台が見えました。しばらく休んで景色に見惚れていました。
白馬エイドから鹿島槍エイドに戻ります。途中、来た道と別の道に行き登り坂がありました。ちょっと疲れてきたところに、エイド前の坂。またあの坂登るのか~と憂鬱になっていたら、また悪魔おじさんの姿が見えました。おじさんの「がんばれよ」という声に思わず笑って登り切れました。復路のエイドは信州おやきと冷奴。陽射しがでて暑くなってきたので冷奴がおいしかったです。160キロの人たちの姿もちらほら見えてきました。ゼッケンの色がいくつかあったんだなと気づきました。
ダンナを誘ってくれたFさんはここで160キロ組を待つそうです。ご挨拶して先に進みました。
鹿島槍エイド~安曇野エイドは街中に戻ってきたという道でした。途中電車も見ることができました。3両編成で可愛かったです。私は鉄ちゃん要素があるのか、地方で電車を見るのが好きなので、ちょうど電車が通ってうれしかったです。さすがにちょっと疲れてきました。そして、毎度のことながら右ひざが痛くなってきました。あと少し。あと少し。
安曇野エイドのメニューはりんごジュース、赤飯まんじゅう、わさびチーズでした。赤飯まんじゅう??と思って渡されたおまんじゅうを見たら真ん中にお赤飯が見えました。初めて食べましたがおいしかったです。お赤飯はそれほど多くないので、ぱくぱくいけました。上空をトンビが飛んでいて時々低空飛行していました。狙われている‥。
痛みだした右膝をかばいながらゴールを目指します。でも安曇野エイドからゴールはそれほど遠くないので、気が楽でした。
ゴール直前で先を走っていたダンナが待っていてくれて並走してゴールしました。
司会の方がスタッフさんが急遽ゴールの線を作ってくれたと言っていました。160キロコースにはゴールゲートがあったようで、少しうらやましかったです。ゴール後にノンアルコールビールとお菓子「小太郎の詩」もらえました。
そういえば、ゴール後に写真を撮ってもらったら、スタートの時に写真を撮ってくれた方と同じ方でした。きっとペースが同じくらいだったんですね。
初のロングライドイベントだったのもありますが、景色もよくてエイドもおいしかったので大満足です。人気あるイベントなのも納得です。楽しかったです。



コメント